ピースサイクル地域ネットワークからのお知らせ
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20周年「2009沖縄ピースサイクル」に参加を!
「許すな!憲法改悪市民運動全国交流会」が沖縄で開催
 ピースサイクルは春の沖縄本島縦断


 「道路工事中に不発弾が爆発、作業員が大けが」これは今年の1月14日に起きた事件である。空爆の多かった各地でもまれに不発弾が発見されることがあるが、「鉄の暴風」といわれた沖縄では、今なお年間数十件という不発弾が発見される。また、「米軍実弾訓練場近くで車が被弾」これも'08年12月13日のニュースである。今年2月10日には訓練場近くの沖縄自動車道に「流弾注意!米軍実弾訓練実施中」の看板が立てられた。このようなニュースの続く沖縄ではまだまだ戦後は終わっていないと実感する。

 そのような沖縄県那覇市において2月13日〜15日、第12回「許すな!憲法改悪市民運動全国交流集会」が開催されました。また、その前段、移動も含めた3日間で20年目を迎える沖縄ピースサイクルのプレ企画、スプリング沖縄ピースサイクルを開催しまた。

 2月11日、急な呼びかけにもかかわらず、各地のピースサイクルのメンバーが沖縄本島最北端、辺戸岬に近いさくらが満開の国頭村奥地区の民宿「海山木(みやぎ)」に集合した。やんばるの森と美しい海に囲まれたすばらしい環境に、手作り野菜を中心とした料理、名物主人と人気の高い民宿である。囲炉裏端で夜遅くまで、民宿の主、他の泊り客に近所の人たちとの談話が弾む。リピーターが多い所以もわかる。

 翌朝、辺戸岬に移動し、雲ひとつない好天の中を本島最南端の喜屋武岬を目指しスタートした。これまで名護より北は走ったことがなかったが、北部西海岸は起伏もなく、向かい風に悩まされながらも途中から参加のメンバーとも合流し、予定より早く読谷村に到着。水平線に沈む夕日に一日の疲れが癒され、ダイナミックな魚汁、イカスミ汁、焼き魚に刺身と海の幸の夕食を満喫した。

 翌13日、いよいよ南部へと向かう。極東最大の嘉手納基地をはじめ、基地のひしめく本島中部を通り、沖縄戦最後の激戦地であり、多くの罪なき民衆までもが犠牲になった南部喜屋武岬へと到着した。今回、急な呼びかけでの行動になったが、また新たな出会いにも恵まれ、6月への期待も膨らんできた。沖縄本島を一周の後半を共に走ったという広島の学生とも別れを告げ、那覇へと向かう。

 夕方からは「許すな!憲法改悪市民運動全国交流会」に参加する。東京、大阪、広島で開催された。この集会は12回目を迎え、沖縄での開催は初めてになる。沖縄の主要な受け入れは沖縄憲法普及協会に担っていただいたが、沖縄には「九条」が1972年の日本復帰とともに施行されたが、日米安保の下、いまなお2割の土地が奪われ、常に戦争と隣り合わせであり、「九条」が沖縄では一度も実践されてないといっても過言ではない。

 集会の中で「許すな!憲法改悪市民連絡会」共同代表でもあり、沖縄平和市民連絡会でも共同代表を務める元沖縄大学学長の新崎盛輝名誉教授から、外から支えた安保が復帰と共に内から支える形になった。今の在日米軍再編も、新たな施設の建設が返還の条件となり、負担は軽減されるどころか、強化されることにつながる。あくまでも、新基地建設反対、無条件返還、基地の縮小を訴える。オバマ政権に変わり、在日米軍の強化は一層進むと警鐘を鳴らした。

 琉球大学法科大学院で憲法学を教えている高良鉄美教授は強い決意のもとで制定された日本国憲法の意義と一方で分断された沖縄の現状に触れ、安保が発効した「4・28」の意味は大きい。琉球政府成立とはいえ占領下であり、米国の意向でしか物事は進まない。復帰後も不平等な安保・地位協定の前に多くの基地を抱える中、基本的な構造が変わってないとのべた。また、憲法の構造について解説し、九条つまり平和的生存権がほとんどの条文の基本であり、変えてはならないと指摘した。

 韓国平和ネットワーク代表の鄭旭提さん、郵政ユニオン、ピースサイクルをはじめ全国各地の運動の紹介や提起も行われた。当面の課題は山積しています。表向き九条明文改憲の声は消えたかのように見えるが油断してはならない。「国際貢献」「海賊対策」「北の脅威」「テロ対策」などを理由にして「九条」を空洞化させ、改憲世論へと導いている。緊急課題を取り組むとともに、今一度、安保と沖縄の現実を考え直す必要がある。  

 6月には20回目を迎える「2009沖縄ピースサイクル」を開催します。「集団自決」を巡る教科書の記述などで、より一層教育の反動化が進む一方、沖縄からの怒りが噴出した07年9月29日の県民11万人集会。6月には沖縄国際大学の石原昌家先生から新靖国訴訟を通して「集団自決」についてのお話からスタートしたいと思います。この機会にぜひ、平和の原点でもある沖縄で学び、また、沖縄の自然文化に触れよう。

(2009沖縄ピースサイクル事務局 新田秀樹)

Posted by : 沖縄ピースサイクル | 沖縄PC | 13:49 | comments(0) | -
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